レジン液の使い方を徹底解説!初心者でも失敗しないコツ

レジン液は、アクセサリー作りやハンドメイド作品に透明感と輝きを加えられる人気の素材です。しかし、初めて挑戦する方にとっては、「気泡が入る」「うまく固まらない」などの失敗が起きがちになります。
この記事では、初心者でも安心してレジン液を使いこなせるよう、基本的な使い方から失敗しないためのコツまで、わかりやすく徹底解説していくので、参考にしてみてください。
レジン液の使い方
透明感のある美しい作品が手軽に作れることから、ハンドメイドの定番素材として人気のレジン液は、アクセサリーや小物、インテリア雑貨など、アイデア次第でさまざまな作品が楽しめます。
しかし、初めて使う人は、どのように扱えば良いのか迷ってしまうことがあるでしょう。この項目では、レジン液の使い方について解説していくので参考にしてみてください。
レジン液とは?種類と特徴を知ろう
レジン液は、硬化すると透明で硬い樹脂になる液体で、主にUVレジンとエポキシレジンの2種類があります。UVレジンは紫外線を当てることで数分で固まるため、手軽さとスピードが魅力です。
エポキシレジンは2つの液体を混ぜ合わせて化学反応で硬化させるタイプで、完全硬化までに数時間かかるものの、より高い透明度と強度を得ることができます。使う目的や作品に合わせて、適した種類を選ぶことが重要です。
レジン液の基本的な使い方
まず、作業にはレジン液のほか、型(モールド)、ピンセット、調色スティック、UVライト(UVレジンの場合)などを用意します。型にレジン液を少量ずつ流し込みながら、気泡が入らないよう丁寧に扱いましょう。
装飾を加える場合は、この段階でラメやドライフラワー、フィルムなどを配置します。UVレジンであればUVライトを数分照射し、エポキシレジンの場合は静置して完全硬化を待ちましょう。硬化後は型から取り出し、バリ取りや磨き作業を行えば完成です。
きれいに仕上げるためのコツと注意点
レジン液を美しく仕上げるには、気泡対策が重要です。液を流し込む際は一度に大量に注がず、少しずつ流してピンセットやつまようじで気泡を取り除きましょう。
また、作業中のホコリやゴミが入り込むと完成度が下がるため、清潔な作業環境を整えることも大切です。硬化後にレジンが黄ばむ(経年黄変)のを防ぐには、直射日光を避けて保管し、信頼性の高いレジン液を選ぶとよいでしょう。(ただしレジンの黄変は完全に防ぐことはできません。)
初心者でも、手順を守り、丁寧に作業すれば、美しいレジン作品を楽しめます。
レジン液の使い方で注意したいこと
レジン液を使ったハンドメイドは、手軽に始められて仕上がりも華やかですが、扱い方を誤ると思わぬトラブルや体への影響につながることもあります。特に初心者のうちは、気泡が入ったり、うまく硬化しなかったりといった失敗が起きがちです。
また、安全面や作業環境にも注意が必要になります。ここでは、レジン液を使う際にあらかじめ知っておきたい注意点について、わかりやすく解説していくので、参考にしてみてください。
換気と安全対策は必須
レジン液を扱う際には、まず換気を十分に行うことが大切です。特にエポキシレジンや一部のUVレジンは、硬化時に揮発性の成分を放出するため、長時間吸い込むと体調を崩すおそれがあります。
作業は窓を開けるか、換気扇を使用して風通しの良い場所で行いましょう。また、素手で触れると肌荒れやアレルギー反応を起こすことがあるため、使い捨て手袋の着用をおすすめします。必要に応じて保護メガネやマスクも使い、安全性を意識して作業環境を整えましょう。
気温や湿度による硬化不良に注意
レジン液の硬化は、気温や湿度に大きく左右されます。特にエポキシレジンは、冬場の低温や梅雨時の高湿度によって硬化が遅れたり、仕上がりが曇ってしまったりすることがあるでしょう。
理想的な作業環境は、20〜25℃程度の室温で、湿度が低めの状態です。また、UVレジンを使用する場合も、UVライトの出力不足や照射時間の不足によって硬化不良が起きることがあるため、説明書に記載された条件をよく確認して使用するようにしましょう。
過剰な盛りすぎや一度の厚塗りは避ける
透明感のある美しい仕上がりを目指して、つい厚めに盛ってしまいたくなるかもしれませんが、一度に厚く塗りすぎると、中心部まで光が届かず、表面だけが硬化して中が柔らかいままになることがあります。
特にUVレジンは、光が届かない部分は固まりません。厚みのある作品や濃い色合いの作品を作る場合は、数回に分けてレジン液を流し込み、層ごとに硬化させる「重ね塗り」の手法が安全です。また、型に対してレジン液を入れすぎると、はみ出したり、気泡が入りやすくなったりするため、適量を意識することも重要になります。
ワンランク上のレジン液の使い方
レジン作品づくりに慣れてくると、もっとプロのような仕上がりを目指したくなるものです。透明感を最大限に引き出す、繊細なディテールを表現する、奥行きのあるレイヤー構造に挑戦するといった「ワンランク上」を目指す人に、おすすめのレジン液の使い方を紹介します。
奥行きと立体感を演出するレイヤー技法
透明なレジン液の特性を活かして、レイヤー(層)を重ねる技法は、作品に奥行きと深みを与えるための基本かつ高度なテクニックです。一層ごとに装飾を配置し、硬化と注入を繰り返すことで、まるで立体的に浮かび上がるようなデザインが完成します。
背景に薄く色付きのレジンを流し、次の層に押し花やフィルムを配置すれば、奥行きのあるアート作品に仕上がるでしょう。この方法では、各層の気泡除去と水平な仕上がりを意識することが重要です。
着色とグラデーションで表現力を高める
レジン液に専用の着色料を加えることで、色のニュアンスや透明感を自在にコントロールできるようになります。ワンポイントで色を加えるだけでなく、複数の色を組み合わせて自然なグラデーションを作ることで、幻想的で表現豊かな作品に仕上がるでしょう。
ブルーからクリアへと徐々に色を変化させると、海や空のような印象になります。グラデーションをきれいに出すには、濃い色から薄い色へとゆっくりと流し込み、混ざりすぎないように注意しながら作業することがポイントです。
レジン表面の仕上げと磨きでプロの艶感を出す
完成した作品の美しさを左右するのが、表面の処理です。レジンは硬化後に表面が曇ったり、小さな気泡や凹凸が残ることがあります。
ワンランク上を目指すなら、表面を丁寧に研磨し、さらに専用のレジンコーティングや艶出し剤を使って磨くことで、ガラスのような輝きが生まれるでしょう。紙やすりで段階的に磨いたあと、コンパウンドやバフで仕上げれば、まるで市販品のような高級感のある艶が実現できます。この一手間が、作品の完成度を大きく高めてくれるでしょう。
光栄堂のUVレジン液「Newアクア」
ハンドメイド愛好者の間で人気を集めているのが、透明感と使いやすさを兼ね備えた光栄堂のUVレジン液「Newアクア」です。作品の仕上がりに大きく差が出るレジン液選びにおいて、光栄堂の製品は初心者からプロまで幅広く支持されています。
このUVレジン液の大きな特長は、抜群の透明度とべたつきの少なさです。硬化後の表面はツヤがあり、黄変もしにくいため、アクセサリーや封入作品に最適といえるでしょう。紫外線に反応して短時間でしっかり硬化するため、制作のスピード感も損ないません。粘度もちょうどよく、モールドへの流し込みや装飾の固定がしやすい点も魅力のひとつです。
UVだけでなく、LEDにも対応しているので、使い勝手抜群のアイテムといえるでしょう。
「初めてのレジン選びで迷っている」「とにかく失敗を減らしたい」という方には、光栄堂のUVレジン液は非常におすすめです。透明度・扱いやすさ・仕上がりの美しさ、そのどれもが高水準といえるでしょう。ぜひ一度使って、その違いを実感してみてください。
まとめ
レジン液の使い方は一見難しそうに感じますが、基本の手順を押さえれば初心者でも安心して楽しめます。UVレジンとエポキシレジンの違いを理解し、適切な道具をそろえ、丁寧に作業することで、透明感のある美しい作品が仕上がるでしょう。
気泡を防ぐコツや厚塗りを避ける工夫、安全対策も忘れずに取り入れてください。失敗を恐れずにチャレンジすれば、ハンドメイドの楽しさと達成感を実感できるはずです。最初の一歩から、ぜひレジンの世界を楽しんでみてください。
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