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2025.07.12

建築模型の作り方をやさしく解説!必要な道具からリアルな仕上げのコツまで

建築模型は、設計図では伝えきれない建物の立体的な魅力や空間のイメージを視覚的に伝えるための重要なツールです。とはいえ、いざ作り始めようとすると「何から手をつけていいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、初心者の方でも安心して取り組めるように、建築模型の基本的な作り方をステップごとにわかりやすく解説します。準備しておきたい材料や道具から、リアルに仕上げるためのコツまで、模型づくりのポイントを丁寧に紹介していくので、参考にしてみてください。

建築模型の作り方を覚える前に用意しておきたい材料と道具

建築模型 スチレンボード

建築模型を美しく仕上げるためには、正しい作り方を覚える前に、まず必要な材料と道具をそろえることが大切です。材料の選び方ひとつで完成度が大きく変わり、道具が適切であれば作業の効率もアップします。

ここでは、建築模型づくりを始めるにあたって準備しておきたい基本のアイテムについて解説していくので、参考にしてみてください。

よく使われる建築模型用の材料

建築模型でよく使用される代表的な素材には、スチレンボード、バルサ材、プラ板、ケント紙などがあります。スチレンボードは軽くて加工しやすく、建物の壁や床を表現するのに適しているでしょう。

バルサ材は木目の風合いがあり、ナチュラルな印象を出したいときに重宝されます。プラ板は強度が高く、構造体や窓枠などの細かなパーツに使われるでしょう。これらの素材はそれぞれ特性が異なるため、表現したい建物の雰囲気やスケールに合わせて使い分けることが重要です。

作業効率を高めるためにそろえたい道具

模型づくりに必要な基本の道具としては、カッターやスチール定規、スコヤ、カッティングマット、接着剤、ピンセット、鉛筆やスケール(縮尺定規)などが挙げられます。カッターは細かい作業を正確に行うために欠かせず、定規と併せて直線をきれいにカットする際に使うケースが多いです。一般的なカッターでも使用できますが、刃が鋭角なものを使用していただくことで、カット精度が高くなります。

接着剤は素材によって使い分けが必要で、スチレンボードには発泡スチロール対応のものを選ぶとよいでしょう。発泡スチロール対応の接着剤では、光栄堂の「スチのり」が非常にお勧めです。発泡スチロール以外の素材(一部を除き)も接着が可能なので、「スチのり」を用意しておけば間違いないでしょう。

また、ピンセットがあると小さなパーツの配置がしやすく、作業の精度が高まります。これらの道具を事前に揃えておくことで、スムーズに作業を進めることが可能です。

建築模型の作り方ステップガイド

住宅 模型

建築模型を作るうえで、完成までの流れをあらかじめ理解しておくことはとても重要です。計画的にステップを踏むことで、作業の無駄を省きながら、正確で美しい仕上がりを目指せます。

ここでは、初心者の方でも取り組みやすい建築模型の基本的な作り方を3つのステップに分けて紹介していくので、参考にしてみてください。

ステップ①:設計図の準備とスケールの確認

最初に行うのが、模型の元になる設計図の準備です。平面図・立面図・断面図などを揃え、それらを希望するスケール(縮尺)に合わせて縮小します。

一般的には1/50や1/100、1/200などの縮尺が用いられ、用途や表現の精度によって適切なスケールを選びましょう。この段階で正確な縮尺の理解と図面の整理ができていないと、模型全体のバランスが崩れてしまうため、丁寧に進めることが求められます。

ステップ②:部材の切り出しと組み立て

図面に合わせて材料をカットし、建物の各パーツを作成していきます。壁、床、屋根といった構成要素を、スチレンボードやプラ板などの素材から正確に切り出すことが重要です。

切断にはカッターと定規を使用し、角の処理や寸法のズレが生じないように注意します。切り出したパーツは、設計図に従って順番に接着し、全体の構造を組み立てていきましょう。特に接合部の精度が仕上がりに大きく影響するため、丁寧な作業が求められます。

ステップ③:仕上げとディテールの追加

建物の基本形が完成したら、仕上げ作業に入ります。外壁の色や質感を表現するために塗装を施したり、窓やドアなどのディテールを追加したりしましょう。場合によってはステップ②の組み立て前に作業をしておいた方がよいものもあるので、作成する模型の状況によって判断し、より作業をし易い順番で行うことが重要です。

さらに、人物や車、植栽などのスケールアクセサリーを配置することで、よりリアリティのある空間演出が可能になります。仕上げの工程では、全体のバランスを見ながら配置や色合いを調整し、見る人に伝わる模型づくりを意識することが大切です。

建築模型をリアルに仕上げるための作り方

建築模型 リアル 作り方

建築模型を単なる立体図として終わらせず、見る人の心を引きつけるリアルな表現に仕上げるには、いくつかの工夫が欠かせません。素材の質感や色使い、光や影の演出にこだわることで、完成度の高い模型が生まれます。ここでは、模型に臨場感や説得力を持たせるためのポイントを解説していくので、参考にしてみてください。

スケール感を意識したディテールの追加

リアルな建築模型を作るうえで欠かせないのが、建物だけでなくその周囲の環境まで表現することです。人や車、植栽、街灯、ベンチなどのスケールアクセサリーを効果的に配置することで、建物の大きさや使われ方がより具体的に伝わります。

人物を配置すれば空間の使い方にストーリー性が生まれ、建物の用途や雰囲気を補足的に説明することが可能です。小物のスケールを建物と統一させることで、全体の調和が取れ、見る人に自然な印象を与えることができます。

光と影、質感の表現にこだわる

建築模型にリアリティを持たせるためには、素材の選び方や色使いにも注意が必要です。ガラスの部分には透明プラ板や光を反射するシートを使い、金属部分には光沢のある塗料やアルミ箔を使うことで、素材の違いを視覚的に再現できます。

また、光源を意識した陰影の演出を取り入れることで、建物の立体感がより際立つでしょう。自然光の入り方や影の落ち方を考慮して模型を配置するだけでも、見え方に大きな差が生まれます。

まとめ

建築模型づくりは、正しい手順と道具・材料の選び方さえ押さえれば、初心者でも十分に楽しめる奥深いものづくりです。設計図の準備から部材の切り出し、組み立て、そしてリアルな表現の工夫まで、各ステップを丁寧に進めることで、見応えのある完成度の高い模型が仕上がります。

まずは基本をしっかりと学びながら、自分のペースで挑戦してみましょう。模型を通じて建築への理解や表現力もぐっと深まるはずです。

建築模型を作る際に利用する「スチレンボード」の詳細はこちらをチェックしてみてください。